10月1日(土)と15日(土)との二日間にわたり、上記研修会が開催され、21名の参加をいただきました。厚労省委託事業にて作成された研修テキストとDVD(日本対がん協会制作、同ホームページよりダウンロード可)を使用し、講義やグループワークを行い「ピアサポーターとは何か」と言った基本的な内容について学習しました。
今回は、平日仕事をしている方にも参加しやすいよう、土曜日に開催したところ、半数が30代、40代と、例年よりも若い世代の参加者が増えました。
アンケートでは、ピアサポーターの大切さを学んだ、と同時に難しさも感じたので研修会を継続して行ってほしい、また活動する場所があるといい、などといった非常に前向きな声が多数聞かれました。
今後も研修会を開催し、がんで困っている人が、ピアサポーターによって支えられ元気を取り戻せるような社会を目指して活動していきたいと思っています。
また今回、初の試みとして、普段よりご自分の体験を活かしてピアサポーターとして活躍されている高橋修子さんに、スタッフとしてご協力いただきました。最後に高橋さんの声をお届けいたします。
***** ピアサポーター研修会~フォシリテーターとして参加した感想~ *****
《 りんりんの会 代表 髙橋修子 》
今回、『ファシリテーター』としてお世話役の依頼を受け、2日間に渡って行われた講義やDVD視聴、ロールプレイなどについて、グループワークの中でのディスカッションが自発的に且つ円滑に進められるように、未熟ながらお手伝いさせていただきました。サバイバーの一人であり、3年前に受講者として参加しましたが、スタッフ側として必要な細かな配慮(参加されたピアの方々が話しやすい雰囲気を作り出す工夫など)と、参加者の意欲や戸惑いなどを違う視点から感じ取ることが出来ました。今回の貴重な体験を通して、改めてピアサポートの意味を考え、『患者だからこそ活躍できる場がある』ということを広めて行きたいと思いました。今後、同じ思いのサバイバーの方々が次に続いてくださることを願っております。