治療中の夫に「優しくしてあげたい」と思うのですが、ついつい喧嘩になってしまいます。

 治療中の夫に「優しくしてあげたい」と思うのですが、ついつい喧嘩になってしまいます。

Q. 夫が抗がん剤治療中です。最近、性格が変わったように私を怒鳴りつけます。一番辛いのは夫なのだとわかっているので「優しくしてあげたい」と思うのですが、ついつい口答えをして喧嘩になってしまいます。私も仕事のこと、子供のこと、これらかの先のことを考えるとどうしようもなく不安なのです。そんな気持ちを、本当は一番相談したい夫に話すことが出来ません。どうしたらいいのでしょうか。

 

A. ご主人も治療による辛さから、気持ちに余裕がなくなっているのかもしれませんね。ご主人の感情の変化は「病気がさせていること」とまずは割り切りましょう。「夫が怒っているのではなく、病気が怒らせているのだ」と思うと少し気持ちが楽になりませんか。そして奥様自身も、様々な不安を抱えながらも自分がしっかりしなくてはいけない、弱音を吐いてはいけないと頑張りすぎてはいませんか。「家族は第二の患者」という言葉があります。ご家族も、患者さんと同じくらいにまたはそれ以上に心のケアや支えが必要だと言われています。無理をせずに、弱音を吐いてください。不安な気持ちを私たちに打ち明けてください。今抱えている問題を一緒に整理しながら、一つ一つ解決していきましょう。

また、奥様自身がリラックスすることはとても大切なことです。ご主人が辛い時に私だけ楽しむなんて出来ない・・・と思わずに、ほんの少しだけでも自分のために時間を遣ってみませんか。奥様の楽しそうな顔を見て、きっとご主人も喜んでくれるでしょう。そんな中からご主人と話し合う時間が生まれるのかもしれませんね。

一人で悩まずに、まずはご相談ください。

 

〈ポイント〉

①患者の感情の変化は「病気がさせていること」と割り切りましょう

②「家族は第二の患者」家族にも心のケアが必要です

③家族がリラックスすることはとても大切なことです

がんになった私だからこそ出来ることがあると思うのです。この経験を活かして何かできないでしょうか。

 ご自分の経験を誰かのために役立てたいと考えていらっしゃるのですね。素晴らしいことだと思います。

 体験者の活動の一つに、ピアサポート活動があります。ピアは仲間を意味する言葉で、同じ体験をした仲間同士で支え合う人たちのことをピアサポーターと呼びます。宮城県ではH24年度からピアサポーター育成研修会を開催し、延べ約180名の方が受講されています。

 現在、病院内で相談員として活躍できる場は非常に限られています。しかし身近なところでは、患者サロンや、患者会があり、研修を受けたピアサポーターが活動しています。いくつか訪ね、自分の居心地の良い場所を探しながら、誰か一人だけでも、その人のお役に立てたら素晴らしいことではないでしょうか。

 そしてまた、その経験があなた自身を豊かにしてくれるものだと信じています。

治療が終わり、これからは経過観察で良いと言われました。病院に通わなくなることが不安です。

治療が無事に終わって良かったですね。今まで一生懸命に治療を頑張ってこられた分、病院に行かなくてもいいと言われると、心にポッカリ穴が開いたように感じられるのかも知れません。

でも、今まで治療のためにできなかったことは無いですか。大好きな散歩や読書、編み物、スポーツなど・・・。 そんなことに目を向けて、体調を見ながら少しずつ再開してみませんか。

また他の人はどう過ごしているのだろう、同じような経験をした人に会いたい、話を聞いてみたいということがあれば、患者会に参加してみませんか。県内には、病院内にも病院外にも様々な患者会やサロンが活動していますので、勇気を出して、その扉を開けてみませんか。

今自分がどんなことに不安を感じているか、何が辛いのか・・・、そんな気持ちをまずは相談員に吐き出すことで、一緒に解決の糸口を探してみましょう

がんが見つかりましたが、治療をしないという選択をしようと思っています。でもそれでは、先生に見放されてしまうのではないかと思って心配です。

勇気を持って決断されたのですね。その思いを私たちは全力で応援します。

あなたの考えている治療は、がんと闘うための治療(手術、抗がん剤、放射線など)でしょうか。今後生活に支障が生じるような症状(痛み、だるさ、食べられない、不安など)が出た時に、気軽に診てもらえる先生が欲しいと思っていらっしゃるのでしょうか。

治療には、がんを治すための積極的治療と、身体や心に生じる苦痛を緩和するための緩和的治療があります。

積極的治療をしないと決めたからと言って、これから一切、先生や病院に診てもらえないということではありません。何か辛いなと思った時には、診てくれる先生も病院もあります。それが緩和治療であり緩和ケアです。

まずは、主治医に「積極的治療はしない」と伝えてみましょう。その上で、引き続き診ていただけるか確認しましょう。もし、それが出来ないのであれば、生活に支障が無いように手助けしてもらえる緩和ケアを行っている先生を紹介してもらいましょう。

また自宅で過ごしながら、ご自宅に先生や看護師さん、ヘルパーさんなどが来てくれる方法(在宅療養)を選ぶことも出来ます。

治療をせずに過ごすことで、今までの生活をそのままの形で続けられることは非常に喜ばしいことでしょう。しかし、がんを抱えながら平穏な気持ちで過ごすことは並大抵のことではないとお察しします。

悩んだり迷ったりした時には、いつでもご相談ください。一緒に考えていきましょう。

自宅で療養したいと思うのですが、何かあった時にどうしたらいいのかと  考えると不安です。

ご家族だけで面倒を見たり、見守ったりしなくてはならないと考えると、大きな不安を感じるのは当然のことでしょう。 しかし今は、介護保険(生活を支える介護のこと)や医療保険(療養を支える医療のこと)を使いながら、在宅診療や訪問看護、介護ヘルパーなどの在宅支援サービスを利用することが出来ます。 24時間体制で対応してくれるところも増えてきています。

主治医や担当看護師、相談窓口でも在宅療養に関する情報を提供してくれますので、まずは「在宅療養について知りたい!」と伝えてみてください。 支援してくれる体制を整えることは、不安を和らげる最良の方法です。

通院しながら、働ける職場を探したい。

治療しながら仕事をするにあたって不安なことはなんでしょうか。体力面でしょうか。お給料のことでしょうか。職場の仲間との関係についてでしょうか。体力面では辛いと感じることもあるかもしれません。しかし、社会の一員として働くことで、やりがいが感じられ、生きる目標が明確になることもあるでしょう。

まずは、その不安な気持ちを私たちに相談してみませんか。

ハローワーク仙台では、「長期療養者窓口」が開設されています。

また下記拠点病院にて、出張相談も行われています。

 宮城県立がんセンター:第1~3火曜日、10~15時

 東北大学病院(原則、東北大学病院通院中の方のみ):第4木曜日、10~15時

宮城労働局からのお知らせも併せてご覧ください。

がんかもしれない。どうしたら良いでしょうか?

なぜそう思うのでしょうか?症状でしょうか?検査結果でしょうか?
その不安な気持ちはどこからきているのでしょう。お話を伺いながら、一緒によい方法を考えてみましょう。

先生とうまく話ができません。

限られた時間の中で先生と上手に話をするためには、メモを活用するなどして、しっかりと準備をしてから望んだほうがよいでしょう。先生と何を話したいのか、落ち着いた環境の中で、まず自分自身で考えてみましょう。
また、一人では緊張してしまう方もたくさんいらっしゃいます。
どなたかに同席してもらうのもよいでしょう。説明された内容は記録をとるとよいでしょう。
ご自分の身体を預ける大事な先生です。自分の思いを我慢せずにきちんと伝え、良好なコミュニケーションを取りながら勧めていくことが大切です。

セカンドオピニオンを紹介して欲しい。

担当の先生から十分に説明は聞いていますか?
担当医からきちんと話を聞き、ご自分の状態を理解された上で、別の医師の意見を聞いてみたいと思われる方には、ご紹介させていただきます。セカンドオピニオンでは、担当医からの紹介状と今までの検査結果を持参していただき、それに基づき、診断や治療方法について別の医師の意見を聞くものです。
そのまま転院することはできません。保険は効かないため、実費で10,000~30,000円程度かかります。

同じ立場の人と話がしたい。(患者会・家族会)

同じ経験をされている方の話を聞いたり、自分の気持ちを聞いてもらうことはとても心強く感じられることでしょう。県内でも様々な患者会や患者サロンなどが活動していますので、ご紹介しています。

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